ものを書く日々

企画から取材、執筆までやるライターわかりお。このブログでは書評中心に書いていきます。

『京都「トカイナカ」暮らし』 グレゴリ青山

 想像の先をいく京都案内本。

 

京都「トカイナカ」暮らし

京都「トカイナカ」暮らし

 

 

私は大阪出身だが、この本に出てくるのは「聞いたことがある」京都の地名。

ギャグセンスあふれる描写で、観光客なら素通りしてしまうかも知れない京都の魅力を、わかりやすく紹介している。

大阪にいた頃は京都と言えば有名なところばかり足を運んでいたが、もっと視野を広げれば良かったな、と後悔しながら前半読了。

職人のような感覚で仕事をしている古本屋さんとか、東京や大阪ではなかなかお目にかかれない。

帰りたくなったよー(そんな歌ありましたよね)

 

そしてこの本、後半は養蜂の話になる。

 

え?養蜂?そう、養蜂。養蜂ったら養蜂。

 

あまりに専門的すぎて、日常生活の会話で登場したことがない言葉。

日本語学校でも教えたことがない言葉。

 

多分これが漫画じゃなくて文章で綴られたエッセイだったらすごくわかりにくくなったと思う。

だけど、グレゴリ青山さんの絵で説明されると、すごくわかりやすい。

蜂箱も自分たちで作るのか・・・!とか、

巣分かれをしているときのミツバチはあまり人を刺さないんだ・・・!とか、

養蜂は専門家しかできないと思い込んでいた私にとって驚きがいっぱいだった。

 

最初は養蜂初心者だったグレゴリさんとご主人が、専門家のアドバイスを得ながら、

だんだんと慣れていき、それでも大変なことに遭遇しては、

蜂の生き様?を知っていく、という内容は、

実際に蜂について何も知らない私の心にもすっと入ってくる。

 

それにしても、都会から田舎に引っ越したり、田舎からちょい田舎に引っ越したり、

そこでおいしいハチミツのために蜂を養ったりする著者の行動力。

 

見習いたいなあ。

とりあえず、実家の家の前にミツバチの巣ができていても、駆除しないように親に伝えておきます。